祈り
久々に、大変な来客があり、部屋を掃除しなければならず
この数日間、まさに血を吐く勢いで、片付けをしておりました。
まあ、でもこういう機会がなければ、一生片付かない我が家なので
よい機会でした。
危機一髪、血は吐かなかったものの、慣れない動作(お片付け)をしたため
首の筋がピキっとなり、ぎっくり首といいますか、首捻挫になりました。上を向けません。
そんな うなだれ気味なある日のこと、
近所の善光寺さんに、お散歩がてら、娘二人とお参りに行きました。
お賽銭を投げて、3人並んでお祈りをしていたのですが、
長女のお祈りがやたらと長く、かなり真剣な顔をしてずっと目を閉じて手を合わせていました。
そして、帰り道、「どんなことを、お祈りしていたの?」と尋ねたところ、
「ん? くまちゃんが、こわれませんように。って、ずっとお願いしてた」
と言われました。
長女の相棒、くまちゃん

くまちゃん
この写真で3年前の状態なので、確かに、相当に祈らないと、
くまちゃんはバラバラ危機かと思います。
私はと言いますと、いつも祈ることは同じです。4つです。
1 世界中の子どもたちが、幸せになること、戦争と飢餓がなくなること
2 自分の愛する人たちが、ずっと元気で一緒にいてくれること
3 こどまーく、事業繁栄
4 自分のアンチエイジング祈願
順序的に、個人的で煩悩っぽい欲は、最後のほうに、
申し訳なさそうに、祈ることにしております。
こどまーく事業繁栄と言えば、ほんとうに着手したい仕事が沢山あって
増資をしたいと考えている今日この頃、
いきなり品川駅で、血色の悪いおじさんに、
「スカウトなんですけど、お休みの日とかに、ものすごくお金が入るお仕事しませんか?」
と声をかけられ、
思わず、「え、それはいったいどんなお仕事ですか?」と訊きたくなってしまうのを
こらえるのが、やっとでした。
ですが、こらえていた数秒間の間に、オジさんは居なくなってしまいました。
ちょっとちょっとオジさん!あっさりしすぎではないか。 さようなら、私のこどまーく資金。。。
その数日後、青山通りに、やや高齢の女性が、ひとりちょこんと座っていたので
家族で通り過ぎる時に、夫と「大丈夫ですか?」と声をかけたら、
とても丁寧に、何度もお辞儀をし、「大丈夫です、すみません、大丈夫です」と
おっしゃったので、何も出来ず帰ってきてしまいました。
でも、どうしても気になってしまったので、家にある食べ物を集めて家を飛び出し、
コンビニで、栄養サプリや飲み物を買い、
もう一度、おばあさんのいるところに走っていきました。
ご自分でマニュキアも指輪もしていて、お帽子やコートもきちんと着ているのですが、
明らかに、ホームレスのようで
食べ物や少額のお金を、恐縮しながらも、少女のように喜んで、受け取ってくれました。
「本当に、お元気でいらして下さい」と言って、おばあさんの背中をなでたら、
「お手が汚れますから、触れませんように」と、申し訳なさそうに、言われ、
帰り道、切なくなってしまい、おいおい泣いてしまいました。
どんな経緯があって、路上生活になってしまったのかは、分かりませんが、
あんなにお上品で聡明でおしゃれ好きなおばあさんが、
好き好んで、お風呂に入れない生活をするはずは、絶対ないということは
確信出来るので 悲しいです。
家に帰って、夫に簡単に報告をしたら、数多くの途上国で仕事をしてきて
物乞いにはクールに対処出来る夫までも、ポロポロと泣いてしまい、
子どもが???という表情で、私たちをぽかーんと眺めておりました。
でもきっと、こんなふうに正しい行いをしていたら、
いつか、私が不運に見舞われたときには
ウォーレン・バフェットのような足ながおじさんが。。。
それとも、もしかしたら、あのおばあさんは、実は超資産家で、
恩返しとかなんとかで、すごいお礼をしにきてくれるかもしれない
と、結局は、非常に煩悩にまみれた妄想が、始まってしまいました。
来てほしい、私のウォーレン、来てほしい (心の俳句)
カモンナウ、ディアマイウォーレン、カモンナウ (英語版)
もうだめ。。。妄想が。。。! 訳の分からない方向へと。。。!


でも、俳句の部分で飲んでいたオレンジジュースをブハッと吹き出してしまい、あやうくMacbookがジュース漬けになるところでした...あぶない、あぶない。


鼻水だらけなので、とりあえず洟かんできます、お仕事たいへんでしょうけど、お身体大切にされてくださいね、姐さん!
実は、あのおばあさまに路上で再会しました。
その時は私は出かける途中で、りんごしか持っていなかったので
りんごを差し上げたのですが、寒くなってきたのでとても心配で、
大丈夫かと尋ねたら、今は自分の事情で、こうして動いているので、大丈夫なんです、っとおっしゃっていました。お元気そうでしっかりしていらしたのですが
どうか無理をしないで、頼れるところには頼ってほしいです。
そして、ひょっとしたら そのおばあさまが大資産家かも知れないので、
顔を覚えてもらえるように、これからも見かけたらお話し相手になろうと思います ムフ