るーちゃん自転車GO!
先月4歳の誕生日を迎えた次女は、
デンマークの家族から、自転車をプレゼントされました。
自動車メーカーがなく、べらぼうに自動車の関税が高く、
そして、山がなくて平坦な土地柄から、デンマーク人と自転車は
切っても切れない、強ーい絆で結ばれております。
デンマークでは道路も整備されていて、車道と歩道の間に、きちんと自転車レーンがあります。

遠い昔、小学校の交通安全教室で教わった、右左折時の手サインなども
オトナもしっかり行い、びゅんびゅん走っています。
夫も、そこらへんは典型的なデンマーク人で
エコで気軽な移動手段として、自転車を非常に愛しています。
デンマークの家族から預かったお金を持って、自転車やさんへ連れて行ったところ
次女は、Bianchiの自転車を選びました。

4歳になるまえからも、神宮外苑に、自転車を貸りて乗らせてもらえる所があるので
夫は娘を連れて頻繁に出かけ、長女の自転車の特訓のついでに、
次女も補助輪付きのものを ちょこっと乗ったりしていました。
神宮外苑サイクリングコース↓ 乗り方教室もあるみたいです。
http://www.j-cycling.org/jingu.html
そんな夫は、自転車を買った瞬間に、次女の同意も得ず補助輪を外しました。
いくら4歳でも、カッコ悪くて邪道らしいです。
自転車の国の男として、許せないものがあるのでしょうか。
そして、毎日の猛特訓が始まりました。
どうしてここまで熱くなれるのか、私にはさっぱり理解出来ないので
興味なさそうにしていると、
「僕にとっては大事なことなの! るーちゃんは4歳になったばかりなのに
秋の新学期には、補助なし自転車でさっそうと通学しちゃうんだ。。。(妄想)
んん〜 なんてクールなんだ!!!そう思わないの!?」
と言われ、
言い返す気にもなれませんでした。
私にとっては、どの子が補助輪有りでどの子が補助なしかなど、
全くもって取るに足らないことでして、そんなことは考えたことも気づいたことありませんでした。
これぞ価値観の違いです。
ですが、次女も、面倒そうにしながらも、意外にも、父親の熱意に引っ張られ
猛暑の中、毎日10分、こつこつ頑張って
乗れるようになりました。


夫が夢にまで見た 次女の補助輪なし通学、もうすぐ叶いそうです。
次女の頑張りは、もちろん素晴らしいですが、
夫の妄想のように、めざとい誰かが、
「る、るーちゃん!! 確かキミは4歳になったばかりなのに、まさか補助輪なし自転車に
乗れるのかい!??」などと
声をかけてくれる人は、そういないと思われます。
表参道の街でこの父娘を見かけた方で、一日一善を心掛けている方が
いらっしゃいましたら、
そんなふうに、声をかけてあげて下さい。
たぶん夫は一生喜ぶと思います。